第74回 清水みなと祭り 基本方針

　清水みなと祭りは、昭和22年終戦直後の暗い世相と経済の荒廃から立ち上がり、市民の心に明るさを取り戻そうと旧清水市・清水商工会議所が中心となり第１回が開催されました。当時、発足した「清水港祭りの会」では、その目的を「港都の発展を祝福するとともに、港を中心に郷土愛を深めるため港祭りを明るく楽しい市民の年中行事として主催する」とし、開催日を清水港開港記念日にあたる８月４日前後に行うことを決めたのです。
　第29回からは市民総参加の祭りを目指し市民有志の実行委員会が立ち上がり、第40回の「港かっぽれ誕生」につながりました。
　今では総踊り、海上花火大会など多くの人出で賑わう静岡市最大級の夏行事に発展しています。

　新型コロナウイルスの影響により３年ぶりに制限を設けての開催となった昨年、私たちは改めて確認することができました。「清水みなと祭り」は清水の文化、そして伝統であることを。今年も清水の力、まつりの力をとりもどすため、「もどってこい！これがみなと祭りだ」を合言葉に笑顔と活気にあふれ、安心・安全な祭りを目指します。これからも、市民総参加を旗印に多くの皆さんの力でみなと祭りそして清水を盛り上げていきましょう。

　第74回清水みなと祭りが、多くの皆さんの夏の大切な思い出になることを期待しております。皆様のご支援とご協力を、よろしくお願い申し上げます。

清水みなと祭り実行委員会 実行委員長

平　岡　 　新

※注「港祭り」の名称表記は、第29回からの実行委員会運営方式の導入に伴い、市民総参加の祭り（みんなと祭り）を目指して「みなと祭り」へ変更しました。